
こんにちは、しょうです。
今回は、「嫌われる勇気」というアルフレッド・アドラーが書いたアドラー心理学を基に書かれた本です。
あなたは、人の目ばかりを気にしてしまったり、他人よりも自分を劣っていると感じた事はありませんか?
間違いなく誰しもが経験したことがあると思います。私自身、部活で自分よりも同学年の仲間が活躍してるのをみてるとついつい妬いてしまうことがありました。
このような劣等感や嫉妬してしまう悩みに対しての解決策を「嫌われる勇気」の内容を基にお伝えしていきたいと思います。
・承認欲求は捨てよう

あなたは子供の頃の夢を覚えていますか?
もし、覚えているのであれば、その夢は現在叶っていますか?
これを問われたときに、本当に夢が叶っている人というのはごく僅かだと思います。
理由としては、子供から大人になるにつれて現実の厳しさを感じます。また、親からの評価や世間体なども徐々に気にし始めるからです。
親に認められること、先生に褒められること、友人に尊敬の目でみられることなど、様々な周囲の評価ばかりを気にしてしまい、本当は自分のやりたいことがあっても、「世間一般的に会社員として働かないと、どんな目で見られるか分からない」と萎縮してしまいます。
つまり、他人の評価で生きている人がほとんどなのです。
これを「承認欲求」と言いますが、承認欲求はいますぐ捨ててください。
理由としては簡単です。
結局は自分の人生は自分で歩むことしかできないからです。
他人がどう言おうと、最後は自分が全て決める事になります。
あなたは他者の期待を満たすために生きているわけではありません。
「でもいきなりそんなこと言われてもどうすればいいか分からないしなぁ」
と思ったかもしれません。
承認欲求を捨てるためには「課題の分離」をしましょう。
課題の分離とは「自分の課題」と「他者の課題」を分けることです。
まず、自分の課題=自分が正しいと思った道を行く
ということです。例えば大学を経て大企業に行ったとしても、1年も経たずに辞めてしまい起業の道に行くことも自分が正しいと思ったから行動した結果です。
それに対する、他者の課題=自分ではどうしようもできない課題
です。自分が起業したというと周りの人は「本当に大丈夫なの?」「大企業辞めるなんてもったいないよ」という方がたくさんいると思います。
ただ、他者が述べる意見や感情というのは自分ではどうしようも出来ないので、自分の課題だけ自分自身でクリアできてればそれだけで大丈夫なのです。
他者の評価を気にしてしまうのであれば、自分と他人をしっかりと分離して考えることが重要です。
・人生は競争ではなく共存である
社会というのは常に縦社会となっています。
学校の中ではスポーツが出来て頭がいい人が優位に立ち、職場では営業実績がいい人がモテはやされますよね。
もしかしたら、友人関係の中でも上下関係というのがあるのかもしれません。
優位な立場に自分がいると安心感がありますが、逆の立場だとどうでしょう。
「友人は結婚してるのに自分は彼女すらいない・・・」「同僚は昇進してるのに自分は全く成果が出せない・・・」など劣等感に浸ってしまいます。
こんなふうに思う事は誰しもが一度は経験した事でしょう。
しかし、その考え方は自分の友人でさえ「仲間」から「敵」となってしまいます。
もし仮にあなたが誰もが羨む成功者となったとしても、今まで多くの敵を生み出してしまったら結局は孤独になります。
決して幸せであると心から思う事はないでしょう。
ここで大事な事は「比較対象を他人ではなく、なりたい自分自身」だという事です。
友人よりも自分が劣っていると感じてしまっても、友人との差を比べるのではなく、なりたい自分自身と比べてみましょう。
このように捉える事によって、以前までライバルとして切磋琢磨していた同期や友人は自分のなりたい目標に一緒に歩んでいく仲間という意識に変わるでしょう。
・仲間に貢献する
人というのは必ず何かしらのコミュニティに属しています。
学校や職場、極論を言うと家族も一つのコミュニティです。
中には「一人でも生きていける」と言う方もいるかもしれませんが、人は孤独を嫌うものです。
孤独を嫌うと言う事は、誰かから仲間外れにされたり自分を周りが必要とされてなかったら悲しいですよね。
逆に人は誰かから親切なことをされると嬉しいです。親切なことをされるとお返してにその人も感謝されることをしたくなります。
その為、まずは仲間に貢献することを意識しましょう。
貢献する事によって他人だけではなく、自分自身の幸福感も満たされます。
だからと言って、その人から自分の価値をもっと高めて欲しいという理由で高価なプレゼントを贈ったりするというわけではありません。
それは結局承認欲求につながってしまいますので、本当に自分が愛する人や信頼できる友人に対して、相談事に乗ってあげたり手伝うなど「その人の笑顔が見たい」という一心で他者に貢献するようにしましょう。
恋人、家族、友人など損得感情抜きで貢献してあげられる人に対しては、自分自身の最高の愛を注いでください。
それがあなたにとっての最高の幸せになります。
・まとめ
今回は「嫌われる勇気」を読んでみての自分なりに参考になった部分を書き出してみました。
現代社会においてSNSなどの誰とでも繋がるツールができた事によって、人は今まで以上に交流する機会が増えてきています。
だからこそ他人に嫉妬したり、劣等感や孤独感を味わうことも以前と比べ多くなってるのかなと感じます。
私も休日に友人のインスタグラムなどをみて「楽しそうだなぁ」と感じることもありましたが、結局は自分が幸せな感情であれば他人と比較してもしょうがないのだとこの本を読んでみて感じました。
私の友人の中にはSNSを全くしていない人がいるんですが、久しぶりに会うとかなり充実感に満ち溢れているみたいで自分の人生を謳歌してるんだなぁと感じました。
人生は一度きりなので、他人の人生をどうこういうのではなく、自分の人生に対して本気で生きていく事をわからせてくれた、そんな本だと感じました。
それでは、また。
