今回は最近話題のファスト映画について取り上げます。
ファスト映画とはなんなのか、なぜ逮捕されてしまったのかについて深堀していくので是非最後まで見てください。
ファスト映画とは

ファスト映画(ファストえいが)またはファースト映画(ファーストえいが)は、法律上の権利を無視して諸権利を有しない者により権利者に無断で映画の映像や静止画を使用し、字幕やナレーションを付けてストーリーを明かす短めの動画のことを指す。和製英語的な表現であり、「ファスト」または「ファースト」は英語の「fast」に由来する。ファストシネマ
、ファーストシネマ、あらすじ動画
とも呼ばれる。
簡単に要約すると、字幕やナレーションをつけながら2時間くらいの映画を短縮して10分くらいにまとめたダイジェスト版の映画にすることを「ファスト映画」と呼びます。
これをYouTubeにアップして収益化しているという事で最近逮捕者が出たと話題になっています。
これまでにYouTubeにアップされた動画は約2100本でアカウントは56個もあります。
被害額はなんと956億円!
中には700万回再生を超える動画もあったとのことでファスト映画がいかに人気か分かりますよね・・・
続いてファスト映画がなぜダメなのかについて説明します。
ファスト映画がダメな理由

ファスト映画というのは映画そのものを短編集に作り変えただけの動画ですから、著作権法違反にあたります。
それだけでもアウトなのですが、ファスト映画の動画を作成し、収益化して莫大な利益を稼いでいるとのことで警察が本格的に動き出して初の逮捕者が出てしまいました。
ファスト映画の中には新作の映画なども含まれており、ファスト映画を見ただけで映画のあらすじや結末が全てわかってしまいます。
その為、わざわざ映画館に行ったり、レンタルしなくてもファスト映画で十分と思う人も続出したことによって映画業界に956億円もの膨大な被害を及ぼした言われています。
現在では、ファスト映画を公開していたチャンネルもほとんど削除されているとのことで、抑止効果も出ているそうです。
個人的な感想

私も映画は好きなのですが、気にはなっているけど時間が無かったりする時にはファスト映画をよく見ていました。
ファスト映画は自分の気になる作品以外にも、サムネとタイトルにつられてついつい何本か見てしまったり、10分以内であらすじから結末が全て分かるので、時間短縮にも非常にいいなと思っていました。
ただ、著作権には引っかかっていますし、映画というのはストーリーも大事ですが、出演している俳優や女優の演技や表情に心が動かされるものなので、改めて映画の楽しみ方を自分なりに見つめ直していこうと思います。
それでは、また。
