
こんにちは、しょうです。
今回は元消防士である私が、勤務してきたなかで特に辛かったことを3つ話していきたいと思います。
第3位 勤務形態
もしかしたら、この記事を読んでいる人の中には「消防士って一日休んだら次の日休みでしょ??」と思う方もいるかもしれません。
間違いでは無いのですが、これが結構キツいです。以前、消防士の一日という記事を書いたのですが(こちら
夜中などにも出動指令がかかれば現場に行かなければいけません。
その為、仮眠時間というのはありますが、寝れない日というのもざらにあります。
また、一日訓練を行ったり、いつ鳴るかわからないサイレンに身構えてるので常に緊張感があります。
次の日になっても、勤務が終わると救助大会に向けた訓練や救急研修など様々な行事があるので、朝に勤務が終わっても家に帰るのが昼過ぎになることもあります。
当然、勤務直後は疲れがドッと溜まってるので泥のように眠ります。そして起きた頃には夜か、下手すればそのまま朝になってることもあります笑
このように生活リズムがめちゃくちゃ不規則になります。
なので、実質一日休みというよりかは半日休みと言うふうに捉えたほうがいいかもしれません。
第2位 訓練・現場活動
まずは訓練なんですが、基本的に現場を想定した訓練を行います。
その為、装備品もしっかり防火衣を着装しボンベを背負った状態で行います。実際に放水を行ったり、ハシゴを使い救出訓練をするのですが現場では失敗が許されないので上司からの指導にも熱が入ります。
涼しい季節であればいいのですが、夏場などは訓練中は汗がびっしょりと染み込み暑さでヘトヘトになります。
また、こちらは完全に私の実体験ですが、「もしもあの時こうしてたら死んでたかもしれない・・・」と思うこともあります。
私は一応、火災だけではなく救急活動も行ってました。
ただ、本当に死にそうな体験をしたのは火災現場ですね。
もちろん、火災現場と言っても大規模なものから小規模まで様々です。
私の住んでいる地域は田舎なので、山が非常に多いです。
春になると乾燥してるので山火事が多発します。そんな中、昼間に火災出動がかかり現場に到着すると山頂付近で激しく燃えていました。
流石に山頂になると消防車も行くことはできないので登りながら消火活動を行ってました。
しかしながら、ホースを担ぎながら山を登るのは相当大変です。ただでさえ、防火衣やボンベを背負ってる状態でも重いのにホースには水が入ってる状態なので、火災付近に到着する頃にはクタクタでした。
それでも消火活動をしてると、風の向きが変わりいきなり炎の勢いが増してきました。
しかし、煙が視界を覆い私の現在いる場所が分からなくなってたのです。
慌てて隊長が私を一旦下がるように止めましたが、少しでも遅れてればたちまち炎に巻き込まれていました。
その時は本当に危なかったなと思います。
第1位 人間関係
これはもはや消防士に限った話では無いと思います。
その中でも消防士は体育会系で上下関係と言うのがめちゃくちゃ厳しかったです。
モラハラ、パワハラは当たり前で雰囲気は最悪です。
「先輩の言うことは絶対」
これは本当にそうでしたね。飲み会はもちろんですが、休みの日でも先輩に誘われたら半ば強制参加。
また、先輩によっては能力で判断するのではなく、自分にどれだけ都合が良い人間であるかと言う判断基準にする人も一定数いました。
自分が気に入らない後輩や生意気な人に対しては、みんなの前で怒鳴り散らし、意味のない雑用をさせたりと酷いもんでしたね。
中でも一番酷かったのは救助大会というのが年に一回あるのですが、参加する為の選考試験というのが開催されます。
AさんとBさんで残り一枠を狙っていたのですが、身体能力や技術面でも上のAさんよりもBさんが合格することになりました。
主に試験の監督をやっていたのが救助隊長なのですが、日頃お気に入りだったのがBさんだったという理由でAさんを落としたのです。
このような事が多発してる為、私の職場では毎年のように誰かがうつ病になったり辞めていくという事態があります。
まとめ
今回はザックリと消防士のきついことをランキング形式でまとめてみました。
消防士に限った話ではなく。もしかしたらブラック企業はこれよりも酷いのかもしれないです。
皆さんは日頃職場ではどういう扱いを受けていますか?
また、どういった事がきついと思いますか?
このほかにも様々エピソードがありますので、また記事にして書いていこうと思います。
それでは、また。
