少年ジャンプ+で掲載が開始されてから破竹の勢いで大人気漫画となった「怪獣8号」。
怪獣大国である日本で、ヒロインが怪獣の力を駆使して人類を守るという斬新なストーリーから人気を博し、100万部を突破して単行本も5巻まで発売されました。
そこで今回は怪獣8号のあらすじや魅力・物語の伏線についてご紹介します。
※2022年1月更新
怪獣8号とは
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引用元:https://www.oricon.co.jp/news/2178244/photo/2/
怪獣8号は2020年の7月3日に『少年ジャンプ+』で掲載されました。
作者は松本直也さんで、2016年の春以降、『少年ジャンプ+』で次々と作品を掲載しており、今回の怪獣8号が3作目の作品となっております。
2021年の3月には『SPY×FAMILY』と並び『少年ジャンプ+』最大のヒット作と絶賛されました。
怪獣8号に登場する怪獣は番号で呼ばれ、「フォルティチュード」という単位が用いられています。
松本直也さん曰く、過去の大人がワクワクできるような作品にしたいという理由から怪獣8号を執筆したと語られています。
怪獣8号のあらすじ
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怪獣が日常に潜む日本。
主人公の日比野カフカ(ひびのかふか)は幼馴染みの亜白ミナ(あしろみな)と一緒に「この世から怪獣を全滅させよう」と約束するのでした。
しかし、今では32歳で怪獣が死亡した後の死体処理を行うモンスタースイーパーに就職し、防衛隊員になる夢は破れて、ただの中年おっさんとして生活しています。
一方で、亜白ミナは防衛隊員のスタートして日々怪獣の殲滅活動にあたっていました。
日比野カフカは目の前の受け入れ難い現実に憂鬱になりながらも働いていると、アルバイトとして採用された市川レノ(いちかわれの)という18歳の少年に出会います。
市川レノは防衛隊員を目標にしており、防衛隊の年齢制限が33歳まで引き上げられたことを教えられると、再び入隊試験を受けるように催促されます。
そこで突然、怪獣に襲撃され、危機的状況で防衛隊員によって救出されますが、入院中のベッドで謎の怪獣が現れ、「ミツケタ」と言うと、カフカを侵食して、気付いた時には自分の体が「怪獣化」していたのでした。
これをみた市川レノは困惑していますが、自我を保っていることから日比野カフカであることを信じて、2人だけの秘密にしておくことにしました。
なんとか怪獣化をコントロールすることができたので、封印して防衛隊試験に臨みます。
基礎的な能力や運動神経において他のメンバーよりも劣っていたため、合格基準を満たしていませんでしたが、第3部隊の副隊長保科宗四郎(ほしな そうしろう)に気に入られ、3ヵ月の試用期間を経て採用されるようになりました。
しかし、採用試験が行われている一方で以前よりも怪獣による襲撃が増えてくるのでした。
果たして日比野カフカは怪獣化することなく、防衛隊員としてやっていけるのか、それとも怪獣化した力した力で人類を守っていくのか…
というのが怪獣8号のあらすじです。
私は1話見ただけで今後のストーリー展開がめちゃくちゃ気になって、1日で全部見てしまいました。笑
主要なキャラクター
主要なキャラクターを紹介します。
日比野カフカ(ひびの カフカ)
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引用元:https://prcm.jp/list/怪獣8号
本作の主人公で年齢は32歳。
正義感が強く、仲間思いな性格です。
幼馴染みである亜白ミナと共に防衛隊員になることを小さい頃から目標としていましたが、不合格となり、現在は怪獣の死体を清掃するモンスタースイーパーに勤務しています。
そんな中、アルバイトとして採用された市川レノと出会い、入隊試験の年齢制限が緩和されたことを告げられ、再度防衛隊員を目指すのでした。
市川レノと話している最中に怪獣に襲われ助けられますが、入院中のベッドで小型怪獣に侵食されて自分自身が怪獣化してしまいます。
しかし、怪獣化をコントロールすることで防衛隊員の試験に臨むことができてギリギリ合格。
怪獣の死体処理をしていた経験もあり、襲撃してくる怪獣の知識は防衛隊員の中でも人一倍詳しいです。
その後も自分が怪獣8号であることをバレずに過ごしていたのですが、怪獣10号との戦闘で危機敵状況を救うために、姿を明かします。
その後は四ノ宮長官に認められ、第一部隊で鳴海玄の基、メンバーとして行動することになるのでした。
怪獣8号
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怪獣8号は、カフカが怪獣化した姿です。
人型で骸骨のような顔をしています。
フォルティチュードは最高で9.8を記録しており、これまでの怪獣の中でもトップクラスの強さを誇ります。
怪獣化していても自我を保っていますが、怪獣の本能からなのか、無意識に鳥を捕食するなどの一面も見受けられます。
しかし、四ノ宮長官との戦闘で暴走。
その後は日比野カフカが誰かを傷つけてしまうというトラウマを抱えてしまい、一時期は変身することができませんでした。
「怪獣8号」というコードネームをつけられています。
市川 レノ(いちかわ レノ)
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カフカの後輩で相棒。18歳。
防衛隊員を志望しており、試験対策としてカフカと同じモンスタースイーパーで怪獣の死体処理をする仕事を始めます。
最初は防衛隊員になる夢を諦めたカフカを嘲笑うような態度を取っていましたが、仕事のやり方など気遣いを受けたことから徐々に慕うようになり、年齢制限が引き上げられたことをカフカに伝えます。
その後、カフカが目の前で怪獣になったことに驚きますが、これまでのことから、誰にも離さず、秘密にしています。
防衛隊試験に合格した後は徐々に成長していき、解放戦力は20%を超えるようになりました。
副隊長である保科宗四郎からはポテンシャルを期待されています。
亜白 ミナ(あしろ ミナ)
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カフカの幼馴染みで27歳の女性。日本防衛隊第3部の隊長。
幼い頃にカフカと防衛隊員になるという目標を果たし、現在では解放戦力96パーセントを誇るなど、防衛隊員としてトップクラスの実力を兼ね備えています。
国民からの人気も高く、広告塔にも選ばれています。
カフカが入隊してからも幼なじみではなく上官としての態度で接していますが、入隊する前に比べて笑顔が増えました。
四ノ宮 キコル(しのみや キコル)
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カフカ、市川レノと同期で、新人の中でトップの実力者。
父の影響によって、プライドが高く、何事にも完璧を求めます。
入隊試験でも圧倒的な成績を収めますが、試験途中に怪獣9号が出現し、怪我をしてしまいます。
しかし、カフカが救出し、同時に怪獣8号であることを目撃することになるのでした。
試験後はカフカの正体を内緒にして欲しいと言われますが、「もし人類に敵対するようになったら自分が討伐する」と宣言。
試験後には戦闘能力の高さから、新人の中で1人だけオノ型の専用武器を特例で渡されて最前線で怪獣を迎え撃ちます。
怪獣9号との再戦では、一刀両断するなど、以前とは比べ物にならないほどの実力を身につけています。
保科宗四郎(ほしな そうしろう)
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第3部隊副隊長。キノコヘアーで関西弁を話します。
銃などの遠距離ではなく、両刀で怪獣を討伐しており、隊長である亜白ミナを目標にしています。
大型には分が悪いですが、中型や小型怪獣に関しては非常に得意です、
入隊試験ではカフカに興味を持ち、合格とさせましたが、カフカに怪獣8号ではないかという疑いを持っていました。
(後にカフカが8号であることを知ります)
怪獣10号との戦闘では相手が硬質化しているのにも関わらず、鋭い攻撃で相手を粉々にするなど、刀のスペシャリストです。
怪獣9号
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人型の怪獣。
怪獣には珍しく言葉を発し、姿や形も変幻自在で人間に化けることも可能です。
通信を遮断するフィールドを展開したり、指からビームのようなものを発射するなど、戦闘能力に長けており、怪獣8号に次いでの強さを誇ります。
入隊試験では四ノ宮 キコルに怪我を負わせ、市川レノの前にも出現しました。
フォルティチュードは8.6しかありませんでしたが、四ノ宮長官との戦闘に勝利します。
その後、四ノ宮長官を侵食し、怪獣2号の能力を取得します。
駆けつけた鳴海玄と怪獣8号の同時攻撃を受け止めるなど、今では驚異的なパワーを手に入れています。
鳴海 弦(なるみ げん)
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鳴海玄は、第1部隊の隊長。
普段の生活はエゴサーチをしていたり部屋に籠もってひたすらゲームをするなど引きこもりがちです。
しかし、一撃で怪獣を蹴散らすなど、その実力は本物です。
そのため、部下に対しても実力ある隊員のみを評価しています。
戦闘においては「GS-3305」という剣と銃のどちらも扱うことができる武器を使用します。
また、怪獣1号によって作られた武器、「Rt(レティーナ)-0001」を使用しています。
「Rt(レティーナ)-0001」を使用することで、生物の発する脳からの信号を察知することで行動の予測が可能です。
四ノ宮 功(しのみや いさお)
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四ノ宮 功は、四ノ宮キコルの父親で、日本防衛隊長官です。
妻は、四ノ宮キコルが幼い時に怪獣によって亡くなりました。
そのため、怪獣に対して容赦なく、怪獣8号と対面した時も殺すほどの勢いで実力を試しています。
かつて驚異的な破壊力を秘めた怪獣2号をベースとしたスーツとアームを装着しており、防衛隊史上最強と謳われていた実績を兼ね備えています。
しかし、怪獣9号による急襲で善戦を果たしますが、最終的には侵食されてしまいました。
本作の見どころ
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怪獣8号の魅力を3つ紹介します。
年齢を重ねても諦めない姿勢
主人公である日比野カフカは年齢が32歳と現実においても決して若くはありません。
いくら防衛隊員の試験がギリギリ受けられるとはいえ、体力が無ければ現場において「死」を意味します。
しかし、いくら他の人よりも能力が無く劣っているとは言え、一度諦めた防衛隊員になるという夢を叶えるために、決して心が折れることなく、ひたむきに頑張る姿に魅了されたファンも少なくありません。
怪獣化して怪獣を撃退する
物語の鍵を握るのは、なんと言っても日比野カフカによる「怪獣化」。
自分が怪獣化して怪獣を討伐するというのはなんとも胸熱な展開ですよね。
このような作品は「東京グール」などが当てはまるかなと思います。
今後の展開においても度々怪獣化をみることができるので、非常に楽しみです。
それぞれの想い
日比野カフカは幼い頃から亜白ミナと防衛隊員になるという目標を達成するために防衛隊員となり、四ノ宮 キコルは防衛隊長官の娘として名に恥じぬよう、防衛隊員となりました。
防衛隊員にはそれぞれの胸に秘めた熱い想いがあります。
バックグラウンドが、ストーリーが進むにつれてしっかりと描かれているので、感情移入しながら読むことができる作品です。
推しを見つけて読むと更に楽しく読むことができます。
個人的には四ノ宮 キコル推しです。笑
[ネタバレ注意]これまでの伏線や考察について
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「ミツケタ」という言葉の意味とは
1話でカフカが小型の怪獣から「ミツケタ」と言われ怪獣化になってしまいますが、おそらく、カフカのような存在を探し求めていたという風に解釈することができます。
本作では、「怪獣細胞」と「人間細胞」の二つが存在している可能性があります。
ちなみに人間細胞が多ければ多いほど解放戦力にも繋がるものと仮定します。
他の隊員達は解放戦力が20%前後にも関わらず、カフカの解放戦力は0%と隊員には向いていない体質でした。
しかし、解放戦力が0%というのは、怪獣サイドにとっては非常に好都合であり、怪獣細胞に最適な器だったのではないのでしょうか。
そのため、小型怪獣は「ミツケタ」と言い、カフカを侵食した可能性があります。
怪獣9号も人間を侵食していますが、意識的な部分は、怪獣側がコントロールしています。
しかし、カフカはどうでしょうか。
怪獣に意識を乗っ取られることなく、怪獣の能力を受け継いだ状態で自分の自我を保っています。
カフカの意識を乗っ取ることは可能ですが、意図的に乗っ取ろうとしなかったのではないのでしょうか。
そう考えると、小型怪獣は人間側に力を貸すことによって、怪獣サイドを滅ぼそうとしていると考察できます。
その最適な人物として日比野カフカを選んだのではないのでしょうか。
仮面の割れ方について
怪獣8号は常に仮面を被っていますが、戦闘終了後にはヒビが入ってることが多いです。
しかし、この仮面の割れ方にも意味があるとされています。
最近では四ノ宮長官との戦闘がありましたが、この時には右側が割れていました。
しかし、他の戦闘では仮面の左側だけが割れています。
これについては一番最初に登場してきた「ミツケタ」と言った小型怪獣に意識を乗っ取られたかどうかが関係しているものと考察できます。
カフカは普段の戦闘では自我を保っていますが、四ノ宮長官との戦闘の時だけ、自分をコントロールすることができず、意識を乗っ取られてしまいました。
つまり、怪獣に意識を乗っ取られた時には右側にヒビが入り、自我を保っているときは左側が割れるという法則があると考えられます。
今後の展開次第では、両方が割れると言うこともあり得るかもしれないです。
その時にはどうなるのかが楽しみです。
専用武器のナンバーについて
防衛隊員の中でも特に優れている人物には専用武器というのが与えられます。
その武器にはシリアルナンバーが付けられています。
保科宗四郎 SW-2033
四ノ宮キコル AX-0112
四ノ宮長官 FS-1002
これにはちゃんとした理由があり、武器の形状の頭文字を取っています。
保科宗四郎 SW-2033 =刀(SWORD) =SW
四ノ宮キコル AX-0112 =斧(AXE) =AX
四ノ宮長官 FS-1002 =拳(FIST) =FS
アルファベットの後の数字についてはまだ情報が少ないので分かりませんが、シリアルコードの他に数字が記載されています。
四ノ宮キコルであれば03、四ノ宮長官であれば02と書かれています。
これは、第◯部隊を表しているものであると読み取れます。
シリアルコードのナンバーについては分かり次第、書いていきます!
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まとめ
今回は注目の人気漫画「怪獣8号」について紹介しました。
現在も連載中の作品でアニメ化も期待されています。
非常に見応えがあって面白い作品なので、今回の記事を参考に一度見てみてはいかがでしょうか。
それでは、また。

